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Category Archives: books

お知らせ・ブログ

EDIT知多半島 2016年春号

By 市川 大輔 on 2016年9月9日 in Architecture, books, News

『EDIT知多半島』という雑誌に連載させていただいている 知多半島現代建築案内。 2016年夏号vol.63では 半田市岩滑にある「新美南吉記念館」を 取り上げさせていただきました。 1991年の公開コンペによって、 421の応募案から選ばれた当選案について。 書店でみかけたらぜひご覧ください。 今号の特集は、「知多半島で仕事をすること」です。 多彩な仕事が取り上げられています。…

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EDIT知多半島 2016年春号

By 市川 大輔 on 2016年3月15日 in books, Other

知多半島の情報誌 EDIT2016年春号vol.62が発売になりました。 EDITは 便利なお店や美味しい食べ物の情報が直接得られるというより、 ひとつの大きなテーマについて取材して丁寧に美しく伝えることで、 その結果として知多半島の面白い場所、美味しいお店の情報が伝わっていく というふうな読み応えのある雑誌(季刊誌)です。 2016年春号は「外からみた知多半島」がテーマです。 そんなEDITに、 今回号から「知多半島現代建築案内」という、 コラムを担当させていただくことになりました。 重要建造物になっているものでなく、 竣工して数十年経過して、使われ続けている建築を実際に取材し、 その建物が建つ背景や現状、その素晴らしさを書かせていただくという連載です。 第1回目の今回は、東浦町立緒川小学校と北部中学校。 1976年と1978年に竣工した、オープンスペースを大胆に採用している学校です。 稚拙な文章ではありますが、 知多半島内外の本屋さんなどで見かけたら 是非、手にとってご高覧いただけたら幸いです。 知多半島内の面白い建物の情報もお待ちしてます。 http://chitahantou.net …

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NICHIHA広報誌「n.a-view」にて

By 市川 大輔 on 2015年12月18日 in Architecture, books, News

外壁メーカーのニチハさんより NICHIHA SIDING AWARD2015の賞状や副賞をいただきました。 額に入った写真などをいただき事務所が賑やかになりました。 また、ニチハさんの広報誌「n.a-view」にて 受賞記念のインタビューを掲載していただきました。 受賞作品のことだけでなく 半六邸や545まちばなしなど地域活動についても 触れていただいています。 丁寧に汲み取って、編集してくださっていて嬉しいです。 「n.a-view」はこちらからhttp://www.nichiha.co.jp/naview/index.html…

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「NARA LIFE」のこと

By 市川 大輔 on 2014年7月19日 in books

「ナラ・ライフ」という本を 2012年横浜の展覧会を観に行って以来、断続して読んでいます。 ふっと思い出したように読んだりしています。 奈良美智さんの日記集。 自分なんてちっぽけだし、 くよくよしたりする。 間違ったり、後悔したりもする。 それでもしっかりと生きていくんだ。 切実に。 日常を大切に生きていくんだ。 隣にいるひとや慣れ親しんだものを貴重に思って生きていくんだ。 とるに足りないものを愛するんだ。 そんなふうな気持ちをもらいます。 非日常的なことを求めたり、 他人を羨ましいと思ったりしたとき、 この本を開くと あっいけないいけない、 そう思って、 身近な大切なものを目を向けようと思い直したりします。 いいカッコウをして装ったりすることを、ちょっとだけ恥ずかしくなったりします。 特別なこと、特権階級的なことを欲しがったりもするけれども 僕を形作ってるのはそんなものではきっとなくって、 もっとあの些細な、あのいつもの、それなんだって。 そう、それ! 182ページ 「やるしかないが、うまくいかない。 うまくいかないが、やるしかない。」 大丈夫。がんばろう。…

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「HIGH LINE」のこと

By 市川 大輔 on 2014年5月16日 in books

「HIGH LINE」を読みました。 市民によって保存して運営しているニューヨーク高架鉄道跡の公園 HIGH LINE。 その経過をまとめた本です。 NPO「フレンズ・オブ・ザ・ハイライン」の設立者2人のストーリー。   建物や構築物は誰のためにあるんだろう。 オーナーのためかもしれませんし、利用者のためかもしれません。 住宅ならその住民や家族のためかもしれません。 それは正しい思うのですが、この本を読んでいるとそれだけではどこか足りない、 それだけでは説明できない部分がどうしてもある気がするのです。   HIGH LINEは、もともと貨物列車用の路面鉄道(後に高架鉄道)であったので、 それでいうと、HIGH LINEは輸送業や精肉業のための構築物ということになります。 きっと設計者・施工者もその人たちのために設計し、工事したのではないかと思います。   けれども、「フレンズ・オブ・ザ・ハイライン」は廃線になった高架線跡地に、 建てられた当初の目的や達成とは、まるで違う、自分たちのなりの価値を発見したんだと思います。 解体・撤去の決定を覆してまで、その発見を大切にしたんだと思います。 その発見が、これまでの歴史と相まって、高架鉄道という構築物を 立体的な都市公園として、いきいきとまた成長させたのです。   建物や構築物はつくづく、 「生みの親」も大切だけれども 「育ての親」も大切なんだなって気づかされます。(アートディレクター水野学さんの言葉です。)   宇宙物理学者・佐治晴夫さんが、「これから」が「これまで」を決める、とおっしゃっていました。 現在から発せられる、これからのための創造力が、変わらないとしてきた過去を決めていく。 建てられた当初の建物や構築物の目的を、 「生みの親」に敬意を持ちながら、「育ての親」が大胆に更新していく。   「建物や構築物は誰のためにあるんだろう」という問いは、 その都度その都度、問い続けなれなければならない。 時間とともに流動的で、とどまらないようにするべき問いかけなんだなって感じます。  …

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「歩くような速さで」のこと

By 市川 大輔 on 2014年1月31日 in books

「歩くような速さで」を読みました。 映画監督 是枝裕和さんのエッセイ集。   読後の印象は、とても晴れ晴れしかったです。 いたずらに、掻き立てられたり、落ち込んだりしない。 それこそ歩くような速さで自分の心理が反応していました。 自動車のような排他的なスピード感ではなく、 徒歩という許容的なスピード感でまちを体感する、まさにあの感じ。   映画監督の心構えというか、ものごとの見方や良心が、 正直に書かれている気がしました。 それらは何も映画監督に限ったことではなくって、 むしろ、どんな職業であろうとも、 現代の私たちの共通認識みたいな、普遍的な価値観を提示しているように思えたのです。   子ども頃や思春期に経験したエピソードが、かたちを変え、 というかけっこうそのまま、自身の映画やドラマに使われていることを知りました。 ごくごく個人的な価値観や経験談が、いっきに国際的な普遍性を持つことがあるということを。   特に共感できたのはこの一節。 「僕が作品を生んでいるのではない。作品も感情もあらかじめ世界に内包されていて、 僕はそれを拾い集めて手のひらですくい、ほらっと見せているに過ぎない。作品は世界との対話である。」   建築もしばしば、設計者をして作品と呼ばれる事があります。 そのこと自体は慣習的なことだと思いますが、 それ以上に、建築は設計者なり施工者なりが自然を征服して全人工的に作品になっているという、 心持ちのほうがずうっと違和感があります。 是枝さんの作品のように、建築のかけらを拾い集めるように建築を作れたりはできないだろうか。 建築が、対話やコミュニケーションを生むように、丁寧に。  …

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「心」のこと

By 市川 大輔 on 2014年1月15日 in books

「心」という小説を読みました。 とっても残酷で無情で論理的。 だけれども暖かくて感情的で人間的。 政治学者である冷静な著者と、 テレビなどで見る、あの静かでゆったりとした著者と、 その両方がこの小説にも顕れているような気がしました。   「生きる」とは何だろうか。 「死ぬ」とはいったいどうゆうことだろうか。 「心」とは。 そんな絶大なる問いの、 答えがこの小説に書かれているわけではないですが その答えに肉迫しようとする物語。 大学教授と、友人を失くした大学生とのメールでの 往復書簡であるからかもしれないですが、 親近感を持って読むことができます。   自分にはこれまで、この物語で出てくるような 壮絶的な「死」を経験したことはないし、 できればこれからも経験したくないと思うのだけれども、 この物語の、人間的で正直で恐れを知る生き方をしていきたい。 自然の力を恐れ、自分の無力を自覚して生きていたい。 謙虚でいたい。   「生きとして生けるもの、末永くお元気で」 僕も生きているからには心底、そうしたいのです。…

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