「ナラ・ライフ」という本を
2012年横浜の展覧会を観に行って以来、断続して読んでいます。
ふっと思い出したように読んだりしています。
奈良美智さんの日記集。
自分なんてちっぽけだし、
くよくよしたりする。
間違ったり、後悔したりもする。
それでもしっかりと生きていくんだ。
切実に。
日常を大切に生きていくんだ。
隣にいるひとや慣れ親しんだものを貴重に思って生きていくんだ。
とるに足りないものを愛するんだ。
そんなふうな気持ちをもらいます。
非日常的なことを求めたり、
他人を羨ましいと思ったりしたとき、
この本を開くと
あっいけないいけない、
そう思って、
身近な大切なものを目を向けようと思い直したりします。
いいカッコウをして装ったりすることを、ちょっとだけ恥ずかしくなったりします。
特別なこと、特権階級的なことを欲しがったりもするけれども
僕を形作ってるのはそんなものではきっとなくって、
もっとあの些細な、あのいつもの、それなんだって。
そう、それ!
182ページ
「やるしかないが、うまくいかない。
うまくいかないが、やるしかない。」
大丈夫。がんばろう。