今日は半田市の半六邸敷地内。
西蔵という江戸時代につくられた蔵の外壁、土壁下地を
みんなでいっしょに左官体験をしながら塗るというワークショップに参加しました。
ワークショップという言葉は、あまりにその内容が多岐にわたるせいか、
なんだかぴんと来ないのだけれども、
wikipediaによると日本語では「体験型講座」というらしいです。
「体験型講座」というのは今日の行事にとてもぴったりくる言葉。
市民の皆さんが講師の方に易しく教えてもらいながら、
その作業の体験して、楽しんで帰る。
秋晴れの中、元気なお年寄りから小さな子供まで、女性も男性も本当に楽しそうでした。
それは講師の方の力量と下準備のおかげ、ということは言うまでもありませんが、
土に触りながら、どろどろになって、ひとつのものを完成させていく、
その過程がどうしても楽しい。
新建材やメンテナンスに手間のかからない乾式工法が一般的である現在では
なかなか体験できないという希少性も素晴らしいですが、
みんなが集まってわいわい楽しんで、少しの学習が体験しながら身につくというのがいい。
少しの学習というのが決め手で、
勉強になってはいけないし、
ただただわいわい騒ぐっていうのも実はそんなに楽しくないはずだから。