半田市 半六邸報告会
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昨日は旧中埜半六邸の保存と活用に関する半六プロジェクトの報告会に参加しました。
これまでの経緯や建築・広場を含めた整備の内容、管理区分などが順序立てて聴くことができたので
内容を改めて自分の中で整理することができました。
このような報告会が行われたりすることは改めて貴重で有意義なことなんだと感じました。
活動が開いていく。NPOの活動と市の整備と市民の声がミックスして発展していく。
去る4/4には、半六邸の構造計算を担当してくださる先生や意匠設計の建築家の先生の視察に
ご一緒させていただきました。
敷地の西側にある西蔵。その棟木はとてもきれいで緻密で。
そこにはハッキリと「安政二年」という文字が。
…安政二年!?
幕末。安政の大獄で有名な、あの安政。西暦1855年。いまから159年前。
ペリー来航が1853年。桜田門外の変が1860年。坂本龍馬暗殺が1867年。
新美南吉は1913年生まれなので、まだまだ生まれてないのか。。とか、
歴史と建物と自分の故郷が、一気にぶわーっと頭を巡ったり重なったりして。
そんな頃にこの西蔵が建てられたことを目の当たりにすると、心底ドキドキしました。
この半田の地で、明治維新や戦争や近代化の歴史を通過してきているのかと思うと
感慨も一段と深くなりました。
興味も一段と増しました。
「歴史的記述」がはじめて心に反応しました。