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お知らせ・ブログ

半田市 半六邸 土壁塗りワークショップ

By 市川 大輔 on 2014年9月28日 in Other

今日は半田市の半六邸敷地内。 西蔵という江戸時代につくられた蔵の外壁、土壁下地を みんなでいっしょに左官体験をしながら塗るというワークショップに参加しました。   ワークショップという言葉は、あまりにその内容が多岐にわたるせいか、 なんだかぴんと来ないのだけれども、 wikipediaによると日本語では「体験型講座」というらしいです。 「体験型講座」というのは今日の行事にとてもぴったりくる言葉。   市民の皆さんが講師の方に易しく教えてもらいながら、 その作業の体験して、楽しんで帰る。 秋晴れの中、元気なお年寄りから小さな子供まで、女性も男性も本当に楽しそうでした。 それは講師の方の力量と下準備のおかげ、ということは言うまでもありませんが、 土に触りながら、どろどろになって、ひとつのものを完成させていく、 その過程がどうしても楽しい。   新建材やメンテナンスに手間のかからない乾式工法が一般的である現在では なかなか体験できないという希少性も素晴らしいですが、 みんなが集まってわいわい楽しんで、少しの学習が体験しながら身につくというのがいい。 少しの学習というのが決め手で、 勉強になってはいけないし、 ただただわいわい騒ぐっていうのも実はそんなに楽しくないはずだから。  …

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音楽のこと

By 市川 大輔 on 2014年9月13日 in Other

人生というのは、無論思い通りになんてならない。 ぜんぜん予期しないことが平気で起こるし、 予定通りというのにはいつも少しの疑いがまとわりつく。 でも、だからこそ、ここで今日と同じようにまた穏やかに暮らしたい。 些細だけれど幸せなこの時間がまた明日も来るといい。 そんな願いや要請に、定着というやり方で応えるのが、建築だと思います。 不変への幻想を、幻想じゃなんだって、時間を土地に定着させているのが建築じゃないかって思うのです。   音楽もきっとそういうことが可能なものの一つなんだって思います。 音楽は、瞬発力が違います。 9月9日、刈谷市総合文化センターで上原ひろみさんの音楽を聴いてきました。 JAZZのコンサートなんて初めてだったので、楽しみ方が心配だったけれど、 そんな心配はいらなかったです。 無知識の初心者でも本当に楽しめました。 上原さんのピアノはエネルギーに溢れていました。 がらんどうのホールが、上原さんの登場とその指先のひと音で、一気に様相を変えてしまうのです。 どわーって瞬時に。 夜が朝になるように。 つくづく音楽に感銘を受けました。 音楽は、時間を感情へ解放させてくれる。 一見不自由な時間という観念は、そんなの自分の感情次第で自由になり得るだよって 音楽によって思えてしまうのです。 この音楽があるから今日のように明日も頑張れる、 そんな音楽の素晴らしさを再認識できました。   「永遠なのか、本当か。時の流れは続くのか。いつまで経っても変わらない、そんなものあるだろうか。」…

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半田市 homeKZ

By 市川 大輔 on 2014年8月6日 in Architecture, News

半田市のhomeKZ。 本日お引き渡しが完了しました。 このようなチャンスをくださった施主様に改めて感謝しております。 また、この工事に携わっていただいた工務店さん、施工業者の皆様、 協力していただいた構造、電気、機械設備の設計者の皆様には助けていただきました。 すべての方々に頭が下がる思いです。 ありがとうございました。…

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「たうえうた」のこと

By 市川 大輔 on 2014年7月26日 in Other

おととい「たうえうた」という映画を観てきました。 幼稚園からの友だちが作曲を担当した短編映画。 名古屋駅近くのシネマスコーレ。   農業に従事する幸子おばあさん。 彼女は昆虫や植物、あるいは食べ物と会話をしながら、 その恩恵を受けて自分が生きていること、それを自覚して暮らしています。 その会話というのは素直で、日常的で、家族との会話のようで、ガツンときます。   素晴らしく現代的な映画だと感じました。 そこで描かれる現代は僕たちの日常生活とはぜんぜん違うのに、現代的だと感じます。 現代的だというと、都会やコンピュータやSNSなどのような 最先端の技術や流行と少なからず接触してしまいます。 しかしながらこの映画はそのようなものとは接触せずに、現代を描いています。   昆虫、動物、田んぼ、畑、農家小屋。 前近代的な風景や出来事ばかりが登場します。 それでも、この映画が現代的だと感じてしまうのは、現在、 この日本に住んでいて感じている僕たちの、 問題意識や価値観みたいなものが即座に共感を促されるからだと思います。 映画の中での問題提起を、瞬時に僕らは了解してしまう、そういう凄みを感じました。 同時代的。 現在、日本に生きていて持っているだろう、そういう大きな課題に共感してしまうのです。 僕らは個人個人、別の価値観や個別の問題意識を持っているのは確かだと思います。 でも、というかだからこそ、その煩雑で多様な価値観を、 この映画は一挙にすくい上げてしまう、そんな大きさがありました。   自然保護は絶対正義であるだけに、 少しだけ善悪がくっきりし過ぎてしまっていることが気になったりしましたが、 それは逃げられない環境問題に直視を強いているのかもしれません。   植物を育てて食べるという根源的な行為を謳歌すること。 自然を慈しみ、自然とともにある生活が喜びに満ち満ちているということ。 そして何より幸子おばあさんの、豊かで明るく、独特のキャラクターに、 大きくて広い自然の素晴らしさを感じる映画でした。 ひとりの人間と大きな自然がダイレクトに繋がる、そういう感動。   音楽も、繊細で素晴らしかったです。…

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「NARA LIFE」のこと

By 市川 大輔 on 2014年7月19日 in books

「ナラ・ライフ」という本を 2012年横浜の展覧会を観に行って以来、断続して読んでいます。 ふっと思い出したように読んだりしています。 奈良美智さんの日記集。 自分なんてちっぽけだし、 くよくよしたりする。 間違ったり、後悔したりもする。 それでもしっかりと生きていくんだ。 切実に。 日常を大切に生きていくんだ。 隣にいるひとや慣れ親しんだものを貴重に思って生きていくんだ。 とるに足りないものを愛するんだ。 そんなふうな気持ちをもらいます。 非日常的なことを求めたり、 他人を羨ましいと思ったりしたとき、 この本を開くと あっいけないいけない、 そう思って、 身近な大切なものを目を向けようと思い直したりします。 いいカッコウをして装ったりすることを、ちょっとだけ恥ずかしくなったりします。 特別なこと、特権階級的なことを欲しがったりもするけれども 僕を形作ってるのはそんなものではきっとなくって、 もっとあの些細な、あのいつもの、それなんだって。 そう、それ! 182ページ 「やるしかないが、うまくいかない。 うまくいかないが、やるしかない。」 大丈夫。がんばろう。…

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「東京物語」のこと

By 市川 大輔 on 2014年7月8日 in Other

東京物語を観ました。 ずっと観よう観ようと思っていたんだけれども、 観る機会をつくることができず、 今になって観ました。 とても好きな映画です。 静かです。 家族の優しさや信頼、あるいは了解みたいなものが 静かなのに、ちゃんとしてて。 ときにそれらは残酷なほどちゃんとしてて。 ロー・ポジション、固定カメラで変化しない構図、人物のカメラ目線、などなど いわゆる小津調が特徴的。 最初はそっちのほうが気になっていたけれども、 物語が進むにつれ、 そんな映像的な特徴は遠く遠くに行ってしまって。 家族の描かれ方が、センチメンタルなのに湿ってなくって。 カラッとして乾いてて。 だから泣けない、 だけど泣くより心に重い。 家族は必ずしも血のつながりだけに閉じない。 家族なんて疎ましさや期待外れもあるさ。 あぁ家族はそれでも、なんだか素晴らしい!…

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「そして父になる」のこと

By 市川 大輔 on 2014年5月25日 in Other

「そして父になる」を観ました。 公開も終わって、いまさらですが、食い入るように観ました。 去年、子どもが生まれたので、映画館で見ることができなかったので、 DVDを買って来て観ました。   泣けました。 考えました。 何度か観ました。 また、何度も観たいです。 そして〇〇になる、の〇〇に違うものを入れてたりしました。   この映画のように、子どもの取り違えというような重大な事件は 日常的にはあまり起きないかもしれません。 だけれども、日常の中にも小さな事件はたくさんあって。   子どもが僕と一緒に手拍子をするようになったとか、 バナナが好きらしく、食べ足りないと表現するようになったとか、 ハイハイが早くなったとか、 お風呂に一緒に入ることが習慣になったとか、 仕事を頑張る理由が一つ増えたとか。   日常は、そのような小さな事件が積み重なって作られる。 身近で些細な層が少しずつ積み重なって。 だんだんと。ゆっくりと。 特別でない特別なことがささやかに。   父になる。 人生をかけて自分全体で「なっていく」。 小さな小さな事件を積み重ねながら。 一生分の時間をかけて。…

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