今日は晴れていて、冬日和というのか、
部屋の中では日差しがとても暖かいです。
事務所は3階なので
窓の外にはちょうど2階建ての家々の屋根が見えます。
向こうの方まで、ちょうど水平線のように
ずうっと連なって、その姿が遠方で見えなくなるほどです。
一つ一つの屋根の下にはきっと
それぞれの家族がそれぞれのやり方で住んでいることを想像すると、
なんだかやけに身が引き締まります。
暖かな日差しに照らされた、屋根の下の平和な日常。
そんな穏やかな風景の中に、そっと、もうひとつだけ屋根をかけるように
僕は住宅を設計したい、そう思うからです。